リハは1回だけ、本番一発勝負でお届けする水ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘3」(テレビ東京ほか 毎週水曜深夜1時28分放送)が、1月6日(水)スタート! 人気の2.5次元俳優たちが集結、未来の成功(サクセス)を夢見る住人たちが住む「サクセス荘」での日常をコミカルに演じる人気シリーズも、ついに3期に突入。今回は、1期から出演の高橋健介さん(ミスター役)、2期から参加の小西詠斗さん(ケニー役)、3期から新たに加わる立石俊樹さん(マカロン役)のお三方にお話をうかがいました。作品への想いや演じる役どころから、ご自身にとっての"サクセス"などについても語ります!高橋健介さんインタビュー撮影:高橋健介――1期、2期を経て3期への意気込みは?「『サクセス荘』は、スタッフさんが下手したら僕たちより楽しそうという、いい現場で(笑)。また続編がやれてうれしいです。ただ、2期は1期のときよりみんな台本を覚えるのも早くなっちゃって。『なんとかなってしまうだろう』と気が緩んでいたというか、よくも悪くも緊張感が抜けてしまっていたような気がします。今回、新しく先輩も入ってきてくださるので、またギュッと気を引き締めて、全員でいい作品を作りたいです」――3期ならではの新しさというと?「新メンバーとして立石俊樹さん、唐橋充さんが入ってくださいます。二人とも共演したことがありますが、『サクセス荘』は舞台とはまた違うので
...more、どういう感じで来るのか楽しみですね。それから、エンディングのダンスもこれまでとはまた一味違うものになっていて。『サクセス荘』の進化を感じました」――高橋さん演じる、弁護士を目指す"ミスター"の見どころは?「ツッコミ担当のゴーちゃんを演じる和田(雅成)さんは、サー役の荒牧(慶彦)さんが大好きなんですが(笑)、今回サーがいないので、雅くんのテンションが若干下がってるんじゃないかなと。なので、雅くんのテンションを僕が陰からプッシュアップして支えたいですね。そのためにも雅くんのことをよく観察します(笑)」――ゴーちゃんのサポート役になると(笑)。2期は気が緩んでいたところもあったとのことですが、改めて振り返ってみていかがでしたか?「即興劇で対決する"サクセス即興フェスティバル"を最終回に持って来たのが『サクセス荘』らしいなと思いました。普通、最終回って感動的だったり次に繋がる雰囲気で終わるのに、ただふざけて終わってしまったので(笑)。あとは、いつも回し役をしてくれるゴーちゃんとユッキー(髙木俊)がいない回に、よくも悪くも気を張りすぎちゃったな、と」――あの2人がいないとミスターが回し的な役回りになるから......「それで頑張りすぎて、ちょっと失敗しちゃったなっていうのはありますね」――1期に比べて、お芝居以外にもやることが増えましたね。千羽鶴を折ったり。「鶴の折り方を知らなくて、最初はめちゃくちゃな鶴が出来てしまいました(笑)。セリフを言いながら折り紙を折るのも、また難しいんですよ。特に最初のうちは鶴の折り方が体に入っていなかったから、苦労しました」――みんなで歌を作る回もありました。「演歌歌手を目指す虎次郎役のspiくんが入ってくれたおかげで、そういう方面にも広がりが増えたんですよね。感謝してます」撮影:高橋健介――2期からspiさんと小西さんが入って変わったなと思うことは?「どうだろう? 第1、2回ぐらいまでは新しい存在という感じでしたけど、第3回以降はもう馴染んでて。すぐに"新しいメンバー"という意識は無くなりました」――お2人とも存在感ありましたもんね。では高橋さんご自身が、サクセス荘のメンバーの中でここだけは負けないというところはありますか?「僕、実家住みなので、"親のすねかじり具合"では誰にも負けないと思います(笑)」――そうなんですね(笑)。ご実家だと不自由なことはないですか?「まったくないですね。父親とか母親に『今日何時に帰ってくるの?』とか『ご飯要るの?』とか聞かれるのがちょっと大変だなっていうぐらい。一人暮らしをしたことがないので、それがもう当たり前になっちゃってます」――では最後に、「サクセス荘」にちなんで、高橋さんにとっての"サクセス"とは?「一つの壁、みたいなイメージがありますね。壁を登りきって、そこでいい景色が見える可能性もあるし、新しい壁が現れる可能性もあるし。サクセスしたと思っちゃうとそこで終わりだと思うんですよ。1個できるようになった、じゃあ次はこれ、次はこれ......となっていくのが理想かなと思います」――俳優を目指す人にサクセスのためのアドバイスをするなら?「人に優しく、ですかね。真剣に取り組んでいれば、きっと周りは助けてくれると思うので。『この人はこういう人だから適当に扱っていればいいか』と接するのではなく、全員に対して真正面から向き合っていくことが大事なんじゃないかなと思います」小西詠斗さんインタビュー撮影:小西詠斗――2期から加入された小西さん、前回の「サクセス荘」を振り返ってみていかがですか?「必死すぎて、あっという間に終わってしまって、もうその時の感情は覚えてないんです(笑)。でもとりあえず楽しかったですし、先輩方に揉まれてお芝居の面でも成長できたと思います」――第6回の反省会で「楽しくなってきた」とおっしゃっていましたね。「それまではいっぱいいっぱいだったんですけど、中盤ぐらいから周りも見えてきて、楽しめるようになりました」――マジシャンを夢見るケニー役ですが、3期ではどんなケニーにしたいですか?「いい意味で何をしでかすかわかんないような変わった子にしたいです(笑)」――ケニーの能力はマジックなんでしょうか、超能力なんでしょうか?「一応マジックということにはなっていますけど、自分でもまだあの謎の能力が何かは分かっていないところはありますね(笑)。ただ、"マジシャン"ということには変わりはありません。変わったところといえば、お洋服ですね。銀色のシャツになりました。前より派手じゃなくなってちょっと寂しいですけど(笑)。皆さんにも新しいお洋服気に入って頂けたらいいですね」――これまでのエピソードで印象的だったのは?「僕がしっかり登場する第2回ですね。セリフを覚える時点で、『これを30分カットなしでやるのは大変そうだな』と思っていましたが、現場に入ってから段取りの多さにびっくりして。すぐランスルー、そして本番で、段取りを頭に入れてセリフも言いながら30分長回しだったので、頭がこんがらがって本当に大変でした。あれで『サクセス荘』の洗礼を受けた感じがして印象に残っています。最初が箱の中から出てくるシーンだったんですけど、中に入ってスタンバイしているときがいちばん緊張しましたね」――共演者の皆さんからアドバイスはありましたか?「『落ち着いてやればいいよ』と言っていただきました。『失敗しても誰かしらかが助けてくれるから思い切りやっていいよ』と。やっぱり周りの皆さんを見てると僕もふざけたくなって(笑)。途中からですけど、ちょっとずつは弾けられたかなと思います」――「アドリブが難しい」とおっしゃっていましたね。「難しかったですね〜。でも今ではアドリブが楽しいと思えるようになりました。『サクセス荘2 mini』(※注1)でもspiさんがたくさんアドリブしてきて(笑)。僕も楽しめるようになりましたし、アドリブがあったほうがもっと面白くなると思うようになりました」※注1:2期放送後の2020年10月より、「あにレコTV」(毎週月曜深夜3時25分放送)内のミニコーナーで、舞台をリビングからキッチンに移して物語を繰り広げた。撮影:小西詠斗――個性的な出演者の皆さんですが、小西さんがこれだけはほかの人に負けないということは?「なんだろう......。失礼かもしれないですけど、若さですね(笑)」――最年少ですもんね(笑)。「はい、皆さんに勝てるところはそれぐらいしかないかなって(笑)。あとはいつもニコニコしているところかな」――第8回で、女性ものの浴衣を着た姿もとてもかわいかったです。「ありがとうございます。あの回は楽しかったです。女装して、お祭りの屋台で遊んで。アドリブいっぱいで、自由にできました」――では、「サクセス荘」にちなんで、小西さんにとっての"サクセス"とは?「まだまだサクセスしてるとは思えないですね。悔しい思いもたくさんしてきましたし。これからサクセスを目指していきたいです」――夢を叶えるために普段から心がけていることはありますか?「お芝居のことは、家に帰ってからとか、お休みのときでも常に頭のどこかにありますね。"もっとこうしたらいいんじゃないかな"とか、いつ...